動画編集

【完全版】動画編集の案件が取れる営業文の書き方【テンプレあり】

・営業やったことないから営業方法が全く分からない
・そもそも営業先ってどこなの?どこに営業すればいいの?

・営業文ってどのように書けばいいの?

こんな疑問にお答えします!

たろ
動画編集で白米を食うたろです。副業で動画編集を始め、1年でフリーランス転向。現在は登録者100万人overの編集ディレクターとして活動中...。

YouTubeの動画編集を外注するためにクラウドソーシングで編集者を募集し、これまで2000名以上の営業文を読んできました。

※実際の発注履歴

それだけ大量の営業文を読んでいると「この人だったら仕事を任せそうだ!」という案件の取れる営業文の共通点を見つけてしまいました。

それは読みやすさ・強み(提案力)』が他の編集者さんと比べてズバ抜けて良かったということです。

お悩み
あれ...実績は...?

もちろん実績も大切だと思いますが、それよりも「この人に編集をお願いしたい」という営業文の特徴がそこにはありました。

僕の経験も踏まえて「案件の取れる営業文の書き方」「何を意識して営業文を書いているのか」を紹介していきます。

※思考を整理するために、たまに『営業文の書き方』を更新していきます(2023/04更新)

たろ
最後に僕が使う営業文のテンプレートもお見せします!

ボクが執筆した単価UP確定の心理テク8選をnoteにて公開中!

・案件が取れない
・低単価案件で消耗している
・時給が1,000円未満で悩んでいる
・動画編集で米を食べていきたい
・1本1万円〜の高単価案件が取りたい

これらに当てはまる方は、ぜひ読んで実践してください!

たろのnoteを見てみる

 

動画編集における営業とは?

動画編集における営業とはカンタンに説明すると、

①自ら案件を取りに行く「営業」をする
②向こうから声がかかるように「マーケティング」を行う

ということです。

自ら案件を取りに行く「営業」というのは、例えば、クラウドソーシングに登録して編集者を募集している企業に営業するということです。

たろ
企業に直接声がけするのも「営業」ですね!

企業側から「あなたに発注したいです!」と声がかかるようにマーケティングを行うことも営業方法の1つです。

その方法は自分の実績やポートフォリオ、動画編集の技術などをTwitterやYouTube、ブログなどのSNSにまとめ、「この人に発注したい」と向こうから見つけてもらいます。

しかしマーケティングは初心者にとって難易度がかなり高いです。

動画編集でこれから仕事を取っていきたい方は、「自ら案件を取りに行く営業」をオススメします!

スクール卒業後、案件を紹介してくれる動画編集のオンラインスクール(Movie Hacks)が存在します。こういったスクールを活用するとことで、より案件を取りやすい環境に身を置くことも可能です!

動画編集スクール11選 |社会人でも通えるオンラインスクール【料金・特徴まとめ】

 

動画編集の営業方法・営業先

案件を取るためには、どのように営業をすればいいのか?

営業パターンを3つ紹介しながら解説していきます!

3つの営業パターン

①クラウドソーシングや求人サイトで営業

②YouTuberに対して自ら営業

③企業に対して自ら営業

 

①クラウドソーシングや求人サイトで営業

クラウドソーシングや営業サイトで営業するのが、動画クリエイター界隈では1番メジャーな方法です。

世の中には動画編集の発注依頼をたくさん抱えたクラウドソーシングサイトや求人サイトがあり、そのサイトに登録して、登録されている企業に営業することで案件を取ることができます。

中には企業とクリエイターの間に「コンサルタント」として介入するエージェントもあります。こういったエージェントに登録して、企業に対して営業することができます。

代表的なクラウドソーシングは、

この3つは動画クリエイターならみんな登録してます。無料で登録・利用できるのでご安心を!

まずは登録して、営業できそうな企業を探してみましょう!

 

②YouTuberに対して自ら営業

クラウドソーシングを使わず、YouTuberに対して自ら営業することも方法の1つです。

クラウドソーシングサイトを運営している企業やエージェントを介さないため、報酬単価が高いことが特徴です。

一般的にクラウドソーシングサイト・エージェントの登録・利用にはお金は一切かかりません。報酬が無事に支払われた段階で、その一部が手数料としてクラウドソーシング・エージェントに入ります。

報酬の一部が手数料として差し引かれるためクラウドソーシングやエージェント経由だと、単価が少し下がります。

しかしYouTuberに直接営業をするため、難易度は前述したクラウドソーシング・エージェントに比べると上がります。

 

憧れのYouTuberから仕事をもらった♪

ボクが普段から視聴しているYouTuberのインスタグラムを見ていたときです。

「動画を製作してくれる方を探してます!」というストーリーが流れてきました。

それに対して「良かったら僕が編集しますよ!」ってDMを送りました。

それがこのYouTuber....

引用:Mayu E Room

たろ
インスタグラムやTiktokでバズっている方ですね!

有り難いことに約1年ほど動画制作に携わらせていただいております。

 

③企業に対して自ら営業

その他にも企業に対して自ら営業することも方法の1つです。

こちらもクラウドソーシング・エージェントを介さないため、報酬単価は高いことが特徴です。

企業の年間予算として出される「広告費」はとんでもなく大きいので、企業案件は一気に売り上げをチャンスでもあります!

しかし企業に直接営業をするため、難易度はかなり高いです。

しかしある程度の技術や実績を積んできたのであれば、スキルや実績をアピールする高尾で、企業から直接案件を取ることができます!

 

案件の取れる営業文=読まれる営業文

案件の取れる営業文、それは「読まれる営業文」なのです。

読まれる営業文について、詳しく解説していきましょう!

 

取れる営業文はコレだ!

あなたはどちらの方にお仕事を任せたいと思いますか?

初めまして、武田と申します。この度は募集内容に興味がありましたので応募させていただきました。ユーモアのある、視聴者様を飽きさせない編集が得意です。ぜひ一緒にお仕事をさせて頂ければと申します。ポートフォリオ→htttps//〇〇 メッセージは3時間以内に返答いたします。以上です。お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

初めまして、武田と申します。
この度は募集内容に興味がありましたので応募させていただきました。

ユーモアのある、視聴者様を飽きさせない編集が得意です。
ぜひ一緒にお仕事をさせて頂ければと申します。

ポートフォリオ
→htttps//〇〇...com

メッセージは3時間以内に返答いたします。

以上です。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

※実績・作業時間などはどちらも一緒と考えます

 

どちらの人に仕事を任せようと思いますか?

僕だったら下の方(②)に仕事を依頼したいなと思います。

なぜなら『営業文が全て読めたから』

空白を利用し、文章に圧迫感がなくスラーっと全て読むことができました。

営業文がしっかり整理されて、伝えたいことが明確にされてる文章の方が仕事を完結してくれる、という信頼感があるからですね。

それに対し、上の方の営業文。

たろ
すごく圧迫感があり、読みにくいですよね。

上(①)のような読みにくい営業文はほぼ目を通さないことが多いです。

なぜなら読みにくい営業文は、

・読みずらくてイライラする
・仕事が雑
・報・連・相ができない

という印象を与えてしまいます。

仕事を進めていくうえで編集者⇔クライアントの連絡はほぼ100%テキストで行われます。連絡事項(テキスト)が読みにくいと作業に支障をきたすので、文章力のない営業文を送ってくる編集者さんは採用されることは少ないでしょう。

だからこそまずは『読みやすい営業文』を書くことを目指しましょう!

強み・提案力を活かして差別化

お悩み
まずは『読まれる営業文』を書くってことが大事ってことね!そこから『案件の取れる営業文』にするためにどうすればいい?
たろ
自分の強みや提案力を活かし、『読まれる営業文』から『案件の取れる営業文』にしていきましょう!

 

案件の取れる営業文

⚫︎自分の強みがはっきりしている

⚫︎提案力(どんな編集に仕上げることができるか?)

自分の強み

自分の強みって考えるとわかりにくかもしれません。

でもあなたが動画編集をしていて「楽しいな」と思うときはどんな時ですか?

・動画を面白おかしく編集してる時ですか?
・視聴者にわかりやすく内容をまとめてる時ですか?
・YouTuberさんとバズる動画を一緒に考えてる時ですか?

 

いま頭の中で考えてること、それがあなたの強みです。それを言語化してみましょう。

 

例えば、僕はエンタメ系の動画を面白おかしく編集しているときに「編集って楽しいな」と思います。

たろ
編集しながらブスって笑ってしまうこともよくあります(笑)

 

自分でも笑ってしまうくらい面白おかしく編集するスキルがある、

☛つまり「ユーモアのある、視聴者様に飽きさせない編集が得意

ということが強みになります。

編集をしていて楽しいな、と感じることをあなたの強みにしてみてください。

 

どんな編集に仕上げることができる?

編集者の募集では、「こんな感じに編集してください」と完成イメージの参考動画があるとおもいます。

その参考動画に対し自分の提案をぶつけてみましょう!
(ほぼ100%クライアントの反応があります)

例えばこんな感じ、

「テロップが演者の雰囲気に合わないので、〇〇というフォントを使うのがいいと思います」
「私ならもっと躍動感のある編集にし、視聴者の離脱を防ぎます」
「テンポのいい編集で、視聴者を飽きさせない編集にします」

こんな提案するの、ちょっと生意気じゃない?
たろ
いえ、クライアントにとって提案はとても嬉しいことなんです!

 

たくさんの人に自分の動画を観て楽しんでもらえるにはどうすれば?と、編集を依頼する方々は常に考えています。

だから他者目線の指摘はすごく意味があるのです。

 

自分の提案に対し、

「イメージはこんな感じです」とポートフォリオ(実績動画)を添付するとより分かりやすい営業文に!

「テロップが演者の雰囲気に合わないので、〇〇というフォントを使うのがいいと思います」
☛参考画像:○○
このようなフォントを使ってはいかがでしょうか?

「私ならもっと躍動感のある編集にし、視聴者の離脱を防ぎます」
☛参考動画:○○
冒頭に予告(10秒くらい)入れることによって、視聴者の離脱を防ぎます

「テンポのいい編集で、視聴者を飽きさせない編集にします」
☛参考動画:○○
会話のテンポを重視し、流れるような編集にしました

 

実績がない場合の提案の仕方

お悩み
自分の強みを生かして、読まれる営業文を書くことが大事ってことは分かった!でも実績ゼロの場合、どうやって営業したらいい?

駆け出し編集者の場合、まだ実績が少なく営業したところで案件が取れない場合が多いと思います。

しかし実績ゼロでも案件が取れる方法があります。それは、

1本目は無料で制作する、という提案方法です。

提案の仕方は以下の通り。

メモ

トライアルとして1本目は無料で制作いたします。

もし○○様の完成イメージに沿う形であれば、継続的なご依頼を希望いたします。

たっとこの2文を追加することで、案件が取れる可能性がグッと上がります!

「タダでやってくれるんだったら、この人にお願いしよう」←これを狙っているワケです。

案件が取れてから、がスタート

案件が取れたからって満足するには早いです。ここが勝負所。

いま自分が持つすべてのスキルを全てこの1本に掛けてください。

ゴールは「継続契約」あるのみ。あなたが納品した動画を見せつけて、「こいつすげぇ!」と思わせたらあなたの勝ちです。

無料で1本→継続契約、この流れを忠実に守り営業活動をしてみてください。

案件の取れない営業文

これまで50件以上の営業文を読んできた中で、「この人に編集は任せたくないな」と思ったポイントを紹介していきます。

たろ
自分の営業文と照らし合わせてみてください!

案件の取れない営業文

⚫︎挨拶がテキトー

⚫︎まだ経験が浅いのですが・・・

⚫︎ポートフォリオが募集案件とズレている

 

①挨拶がテキトー

たまにこんな編集者さんがいます。

「こんにちは!(ニックネーム)と言います!募集を見て応募しました!」

たろ
こいつのビジネスマナーどうなってんねん!

とツッコミたいくらい(笑)

 

この人に依頼すると飛ばれるんじゃないか?
平気で納期を遅れるのでは?

と思ってしまいます。

仕事を完遂する上で「責任感」はとても重要です。

 

・本名を名乗る

・最低限の社会人マナーを守る

ことを意識して、「私に仕事を任せてください!」という意気込みを見せましょう。

 

②まだ経験が浅いですが.....

「まだ経験が浅いですが、満足して頂ける動画を制作いたします!」

たろ
経験がないなら、もっと経験積んでから応募しに来い!

っていうのが率直な感想(笑)

 

「動画編集を始めたばかりだから、100%満足のいく編集ができるか不安...」っていう気持ちは痛いほどわかります。

でもクライアント目線に立てば「まだ経験が浅いですが...」と弱気な編集者さんに「仕事を任せよう」とならないですよね。

 

編集の基礎スキルを身につけて、クライアントに提案できる実績(ポートフォリオ動画)を制作できたら、あなたは立派な編集マンです!

「ぜひ私に編集を任せてください!」という強気な心で営業していきましょう!

 

③ポートフォリオが募集案件とズレている

エンタメ系動画の編集者を募集しているのに、

「私のポートフォリオです!ビジネス系→https://〇〇」

と送ってくる方がいます。

たろ
いや、ビジネス系の動画作れるんやったらビジネス系の案件に応募せぇ!

って死ぬほどツッコミたい(笑)

 

「実務経験のある英語の通訳できる人探してます」に対し、「大学で英語の勉強していました!通訳やらせてくだいさい!」ではちょっとズレてますよね。

「こんな編集ができます!」と営業するときは、

募集されてる動画内容に沿う

・自分の提案イメージと沿う

ポートフォリオを提示するようにしましょう!

 

案件取れた後が1番大事

お悩み
よっしゃ!しっかり『読まれる営業文』を作ったら案件取れたぜ!
たろ
ここで安心しないでください。ようやく戦いのフィールドに立てた状態です。

仕事を請け負う中で重要なのが「クライアントとの信頼関係」です。

強い信頼を築ければ「単価アップにOKをくれる」「他の編集を依頼してくれる」という風にステップアップすることができます。

信頼関係を築くメソッド

⚫︎120%の力を発揮

⚫︎即日納品

⚫︎秒速のメッセージ返答

 

最初の依頼は120%の力を発揮

最初の依頼は120%の力を出して、クライアントを「あっ」と驚かせましょう。

非常に満足のいく編集に仕上がれば、必ずクライアントはその後もあなたに継続して編集を依頼してくれます。

その後も期待を上回る動画を作り続ければ、必ずクライアントとの信頼関係は強くなっていきます。

だからこそ最初の依頼は120%の力で、その後も100%以上の力を出して編集に挑みましょう!

 

即日の納品

できる人は即日納品しちゃってください。

パーフェクトに仕上がった動画を即日納品できる人なんて、なかなか存在しないでしょう。

それができたら他の編集者さんと完璧な差別化(強み)ができます。

即日じゃなくてもスピーディーな納品、かつ丁寧な編集は、クライアントは大助かりです。

できる人は仕事が早い、と言わんばかりに素早い対応を心がけましょう!

 

まとめ:すごいスキルがなくても良い

上記をまとめます。

案件の取れる営業文にするには高い編集スキルなど必要ではなく、『読みやすさ・あなたの強み・実績』が重要だということです。

自分は何をクライアントにGIVEができるのか?どんなスキルを活かすことが出来るのか?それらを文章で伝えられた人が案件を多く取っていくのです。

なお、自分の考えのアウトプットのためにも随時この記事を更新していきます。

参考になったよ!って方はTwitterで「@taro_rice_san」をメンションして感想を書いてツイートして頂くと、死ぬほど喜びます。

たろ
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